事例

Case

Re.036

コンセプト

住まいとスタジオが一体になった魅せるオウチ

今回リノベーションしたのは写真撮影スタジオとしても利用したいという
ちょっと珍しいご要望のオウチ。
ポイントは訪れたお客様に生活感を感じさせない工夫でした。
スタジオとして使うリビングの壁以外は、天井も壁もグレーの塗装、コンクリートむき出しの天井にはライティングレールというラフで無機質な仕上げ。
真っ赤な玄関ドアを開けると、あえてビンテージ加工した土間の廊下に並ぶコバルトブルーのドアが非日常へと誘います。
プライベート空間は2階にまとめ、パブリックな1階はスタイリッシュでありながら、ビビットな色で遊んだクールな空間になっています。

所在地 北谷町 構造 RC
間取り 1LDK+WIC 専有面積 80.9㎡ 施工期間 3.5ヶ月
築年数 1977年10月(41年) 施工箇所

リノベーションストーリー

〈リノベーションのきっかけ〉

カメラマンであるお施主様のオフィスデザインをオテツダイさせていただいたのがご縁で、今回、借家になっていた実家を撮影スタジオ兼ご自宅にリノベーションさせていただくことになりました。

〈リノベーションの進め方〉

水回りの配置は大きく変更はなかった今回のオウチ。浴室や洗面、トイレは1階に残し、どうしても生活感が出てしまう洗濯機とランドリースペースは2階に設置しました。それに伴い、勾配のきつかった階段は安全面を考慮し、緩やかに作り替えました。
また、細かく仕切られていた以前の間取りを廃し、収納はキッチンの壁と廊下にまとめるなど、無駄のない広々としたLDKを実現しました。

こだわりポイント

■POINT1・・・魅せるキッチン

パブリック空間の1階LDKにはメタリックレッドのキッチンを設置。
キッチンに合わせて冷蔵庫も赤をセレクトし、まるでスタイリッシュなショールームのよう。2階に上がる階段のブラックアイアンがシャープなラインを際立たせています。
全体的に無機質な仕上にはせず、床は杉板のフローリングを用い、キッチン収納も木のブラウンに揃えたことで、クールな中にも温かみをプラスした居心地のいい空間にしてくれています。

■POINT2・・・さりげなく気配り

洗面室は撮影時お客様が使うことも想定して、パウダールームのように大きな一面鏡を設置。収納も洗面ボウルも真っ白な清潔感のあるものをセレクト。
同様の理由で、お風呂場の壁はタイル貼仕上ですが、床はお客様が滑らないよう防滑シートを使用しています。

■POINT3・・・真俯瞰(マフカン)の工夫

写真の背景として映り込むリビングの壁には白いブリックタイルを使用しており、レンガの素朴でランダムな風合いがフローリングのビンテージ感とうまくマッチして独特の空気感を作り出しています。
さらに庭を切り取ったような大きな窓や、廊下に面した格子窓のサッシも白に統一し、天井照明は撮影の邪魔にならないよう、ペンダントライトはあえて付けず、すべてスポットライトにするなどスタジオとしての機能を維持しつつ雰囲気を壊さない工夫をしています。
また、真上からの写真が撮れるよう、2階のスラブを一部くり抜いて開口を設け、様々な表情の写真が撮れるスタジオとなっています。このマフカン開口は使わないときはフローリングの蓋ができるようにし、住宅としての快適さとスタジオとしての機能のバランスをはかっています。