コラム

Column

予算を決める (リフォーム・リノベーションの費用対効果)

2018.11.09(金)

これから、リフォーム・リノベーションを考えている皆さんにとって、一見あたりまえのようなことですが

これはなかなか難しいところです。

用意できるお金=予算というわけでもないですね。かといって金額を抑え不便なままで良い・・・

というわけでもなく限りある予算を決めていくうえで、考え方の参考になる点をご紹介していきたいと思います。

費用対効果という言葉があります。ビジネスの世界では、このビジネスが成功するか否かを考慮する一つの目安

となります。

しかしながら、リフォーム・リノベーションにおいては、支払う金額と価値の差「費用対効果」と

「精神的費用対効果」という全く逆の二つの概念が融合した不思議な現象がしばしばおこります。

 

工事写真 モノクロ

 

まず、コストに見合う大きなメリットが得られる、「費用対効果」が高い点は、設備の入れ替えです。

古い配管の目詰まりの解消や節水効果・節電効果・省エネなど様々なメリットがあります。

そして精神的費用対効果が高いのが、実は間取りの変更です。

一見、部屋がキレイになり使い勝手が良くなりますが、それにより 床・壁・天井や扉やサッシ・照明器具から

スイッチの位置に至るまでの全てが工事対象になり、費用がかかるものとなりますが・・・。

例えば、置く場所のなかった季節の家電(扇風機やヒーター)出しっぱなしの掃除機。

子供用品の置き場。洗濯物と洗剤が片付かない洗面室など。

そういった日々のストレスを間取りの変更により解決していく事が、ストレス軽減となり満足に繋がります。

 

工事写真 モノクロ2

 

両方の効果を満足させたいということが、施主様のご希望であることは間違いないと思いますが

希望の全てを満足させる事はなかなか難しいこと。

どの部分に予算をかけていく事が、自分達の家族にとって満足のゆくリノベーションとなるのか

逆にいちばん不満が大きいのはどこなのか、など そういった潜在的な問題(悩み)を設計者とともに話し合い

共有することで解決にむけた間取りを考えていく。

そしてそこにかかる費用というのが、家族にとって “ベストな” 「費用対効果」の高いところではないで

しょうか。

 

もしも予算がなかなか決められない場合は、このような「費用対効果」も目安にしてみるのも

いいのではないでしょうか。